Instagramストーリーズを集客に活用!便利な機能と成功事例 

 

「インスタグラムのストーリーズにはどのような活用方法があるのだろう?」
Instagramのストーリーズには5つの機能があり、最新情報やブランドのイメージを伝えたい、また高い集客効果に繋げたいという時にストーリーズを活用することが1つの方法です。

ストーリーズの5つの機能を事例と共にご紹介します。

Instagramのストーリーズとは

Instagramのストーリーズとは、24時間のみ公開される写真や動画投稿のことを指し、投稿するとユーザーのタイムライン上部に表示されます。

(24時間経過すると、プロフィール投稿一覧には残りません。)

公開アカウントのストーリーであれば、フォロワーでない場合も表示されることがあり、拡散力が強いことが特徴です。

サムライト株式会社の調査によると、インスタグラムの機能のうち最もよく見るものの1位にストーリーズが入っており、フィードを超えています。

参考:https://media.somewrite.com/instagram_usersurvey/

そのため企業アカウントで集客をするうえで、ストーリーズの活用はとても重要だといえるでしょう。

ストーリーズの表示アルゴリズム

Instagramストーリーズにも表示アルゴリズムが存在し、投稿の時系列順に並ぶわけではありません。

フィード同様に3つのシグナルによってエンゲージメントを図り、エンゲージメントが高い投稿程左側に表示される仕組みになっています。

  • 関心度:ターゲットの過去の行動から関心がありそうなコンテンツを表示させる。
  • 親密度:ユーザーとアカウントのつながりの深さ。滞在時間やコメント、言い値などで測る。
  • 鮮度:投稿の新しさ。新しい投稿ほど優先される。(※ストーリーズは24時間しか表示されないため、鮮度は主にフィードで利用される。)

集客で活用したいストーリーズの機能

ストーリーズには、以下4つの機能があります。

ハイライト機能本来24時間で消えてしまうストーリーズを、プロフィール画面に表示し続けることが可能で多くの人に見てもらえる。
アーカイブ機能一度投稿したものを非表示にして保存すること。時間が経過した頃に再投稿することで目立たずに投稿できる。
リポスト
機能
他のユーザーが投稿したものを自分のアカウントで引用して再投稿をすることで、口コミの拡散に繋がる。
リンク機能投稿に公式サイトやネットショップなどのURLを貼り、集客効果に繋がる機能。
Q&A機能フォロワーに質問を投げかけたり、意見を募集したりすることでエンゲージメントを高められる。

各種機能の概要と使い方についてご紹介します。

ハイライト機能

ハイライトとは、本来24時間で消えてしまうストーリーズをプロフィール画面の上部にまとめて表示しておくことができる機能です。

ハイライト機能により、多くの人に過去のストーリーズを見てもらうことができます。

企業アカウントは自社商品やサービスの過去の投稿を各分野ごとにハイライトでまとめておくことで、どのような商品やサービスを提供する会社なのかをイメージしてもらえるため、会社の自己紹介代わりにも利用できます。

ハイライトの作成の仕方

1.プロフィール上部の「+」をタップ

2.ハイライトに追加するストーリーズをタップし、「次に」をタップ


3.ハイライトの写真カバーとタイトルを決め、「追加」をタップ(タイトルは最大15文字までの記入が可能です。)

ハイライトを集客に活用しているアカウント事例

ハイライト機能をうまく活用している「スターバックス公式」アカウントをご紹介。

https://www.instagram.com/starbucks_j/

スターバックスのロゴのカラーをカバー写真にも合わせるように、アカウントに統一感を持たせています。

プロフィールを見ると数十個のハイライトがあり、「NewSession」では新作商品の紹介がされています。

「NEWS」ではお得に商品が購入できる情報を、そして「Enjoy」では過去に実施した「今まで飲んだことがある商品を知る」ことを目的にしたユーザーのストーリーズを引用した参加型投稿をまとめています。

これにより、スターバックスのハイライトを閲覧することで、抜け漏れなく情報収取できることや、スターバックスがユーザーとの繋がりを大切にしているという、会社のイメージを伝えることができます。

アーカイブ機能

アーカイブとは「記録保管所」を意味し、Instgramでのアーカイブは一度投稿したものを、他人には非公開にし、自分だけが投稿を確認や再投稿ができる機能です。

アーカイブした投稿は消去したわけではないので、投稿してからアーカイブするまでに獲得したいいね数やコメントも残ります。

企業アカウントがアーカイブ機能を活用するメリットは、いつでも昔のストーリーズを見返せることです。よって、どのようなストーリーズがユーザーの閲覧数が多かったのかなど過去の投稿から分析できるようになります。

アーカイブの作成の仕方

1.プロフィール画面上部にある3本線の「アーカイブ」をタップ


2.画面上部に表示されている「アーカイブ^」の「ストーリーズアーカイブ」をタップ


3.過去に投稿したストーリーが表示され、アーカイブするストーリーズをタップする

リポスト機能

リポスト機能とは他のユーザーが投稿したものを引用して再投稿することです。

企業アカウントがリポスト機能を利用するメリットは口コミを拡散できることが挙げられます。

例えば自社商品・サービスに触れてくれたユーザー投稿を企業アカウントでリポストすることで、ユーザーの声を拡散するといった活用方法があります。

ユーザーの投稿をリポストすると、ユーザーに親近感を持ってもらいやすく、コミュニケーションを取りやすいアカウントとして好印象を与えられます。

リポストの仕方

  1. 「Reposu for Instagram」をダウンロードし、左上の三本線の「アカウント」をタップし、アカウント情報を入れる
  2. リポストしたいストーリーを開き、上部にある「・・・」の「リンクをコピー」をタップ
  3. 「Repost for Instagram」に戻ると、リンクをコピーした投稿が表示され、リポストマークの非常時位置と色を選ぶ
  4. 「再投稿」を押す
  5. 画面下部の「ストーリーズ」を選択
  6. Instagramのアプリが開き、通常のストーリーズと同じように投稿する

リポスト機能を集客に活用しているアカウント事例

リポスト機能を活用しているヘアケアブランド「SALONIA」のアカウントをご紹介。

https://www.instagram.com/salonia_official/

各ハイライトには、使用したユーザーの感想が書かれている投稿をリポストしています。

商品ごとにリポストしたユーザーの投稿がハイライトとしてまとめられているため、ユーザーには口コミをもとに商品を比較検討しやすくなっていたり、実際に使用している投稿を見ることで使用感がイメージしやすくなったりと購買行動を促進させることができます。

リンク機能

リンク機能とは、ストーリーズに公式サイト、オンラインショッピング、予約サイトなどのリンクを簡単に貼ることができ、高い集客効果に繋がる方法の1つです。

通常、自社の公式サイトやオンラインショッピングを周知させるためには、SEO対策をして特定KWで上位に表示させたり、広告費を払って広告出稿したりと工数・コストがかかります。

Instagramのリンク機能を使ってストーリーズを表示させられれば、SEOや広告出稿よりも簡単に自社サイトに誘導できます。

そんな便利なリンク機能を使用するには、以下2つの条件があるので注意が必要です。

1.インスタグラムの公式アカウントになる

Instgramの運営会社から、正式に公式アカウントであることが認められ、ユーザーネームの横に「青いバッジ」が必要になります。

2.フォロワーが1万人以上になる

信頼できるアカウントとして、公式バッジがついていることに加えフォロワー数も信頼の証であるとしています。フォロワー数が多い分、多くのユーザーから支持されているということでなりすましではなく、本物のアカウントであることが認められるためです。

リンク機能の使い方

  1. 投稿する写真を選び、上部のチェーンマークをタップ
  2. +ウェブリンクマークをタップする
  3. リンクさせたいURLを入力し、上部の完了をタップ

リンク機能を集客に活用しているアカウント事例

リンク機能を活用しているファッションブランド「GU」をご紹介します。

https://www.instagram.com/gu_for_all_/

「GU」ではストーリーズ以外にもプロフィール上部やフィード投稿にもリンク機能を貼ることで、簡単にウェブサイトにアクセスし商品情報を得られるアカウント作りをしています。

上記でもお伝えしたように、特に日本ではデイリーアクティブアカウントの70%がストーリーズであることから、ストーリーズにリンクを貼ることでオンラインにおける高い集客効果に繋げることができます。

Q&A(質問スタンプ)機能

Q&A(質問スタンプ)機能はユーザーから質問を募集して返答をシェアすることができます。

ユーザーからの質問に簡単に返信・共有ができるため、コミュニケーションを円滑にできるメリットがあります。

また自社商品に対するユーザーの意見のヒアリングや、コミュニケーションによる親和性創出にもつなげることができるのです。

Q&A機能の使い方

1.ストーリーズを開き、上部の「スタンプ機能」をタップ


2.「質問」をタップし、質問事項を記入する

Q&A機能を集客に活用しているアカウント事例

Q&A機能を実施している「ミスタードーナツ」の事例をご紹介します。

https://www.instagram.com/misterdonut_jp/

ミスタードーナツは過去に「ドーナツと一緒に飲みたい飲み物は?」「ミスタードーナツ診断の結果を教えてください!」という質問を行いました。

この質問を実施することにより、ユーザーにミスタードーナツに足を運びたくなる気持ちを沸かせます。

また、企業側にはユーザーの声が新しいドリンクを開発する際の助けになったり、診断結果を記入するように伝えることでコメント数が増え、エンゲージメントを高めることに繋がります。

インスタグラムのストーリーズの集客のコツ

Instagramのストーリーズを利用して集客をする際は下記のポイントが重要です。

  • テキストを入れる
  • ハッシュタグ・ロケーションスタンプをつける
  • 1日に多くの投稿をし過ぎない

テキストを入れる

ストーリーズを活用する際は、テキストを入れるようにしましょう。

ストーリーズの閲覧時間やその後の行動によってエンゲージメントが異なり、写真や動画のみの投稿だと内容がわかりづらく、エンゲージメントを高められない可能性があります。

できれば文字の色やフォントのアレンジをして、ユーザーに分かりやすい・伝わりやすいストーリーズの投稿を心がけましょう。

ハッシュタグ・ロケーションスタンプをつける

ストーリーズにはハッシュタグやロケーションもつけましょう。

ハッシュタグはご存知の方も多いかもしれませんが、「#」の後に投稿内容の概要となるキーワードを指します。

ストーリーズもフィード同様に検索されて表示されるパターンもあるため、関連性のあるハッシュタグをつけることは必須です。

またロケーションスタンプという位置情報を投稿につけると、ロケーションストーリーズを見た人に同じ位置情報スタンプを付けた投稿を連続して表示させることができるようになります。

※該当地域にインスタユーザーがいない場合はロケーションスタンプがない場合もあるため注意が必要

ロケーションつながりでフォロワーでないユーザーにも閲覧してもらうる可能性が高まり、投稿表示回数を稼げるようになるため、ぜひ活用しましょう。

1日に多くの投稿をし過ぎない

ストーリーズ投稿は多ければ多いほどいいというわけではありません。

同じ日にたくさんの投稿をしてしまうと、流れてしまってユーザーの目に留まらないなんてことも。

1日1投稿くらいを目安に投稿を継続することが大切です。

インスタグラムのストーリーズ集客の成功事例

これまでご紹介したコツやポイントを踏まえて、ストーリーズの活用事例をご紹介します。

  1. mtrainier.offcial
  2. イロドリ

リポスト機能でユーザーアレンジレシピを紹介した「mtrainier.offcial」

https://www.instagram.com/mtrainier.official/

mtrainier.offcialはユーザーがMT.RAINIERの商品をアレンジしたレシピを紹介した投稿をリポストしました。

「マウントレーニアおうち時間チャレンジ」というコロナ禍でのお家生活を楽しめるような、ユーザーの参加型企画を実施。

ユーザーの投稿内容に対して感謝の言葉やインスタグラムの「ありがとう」「おうち時間」のスタンプをつけたことで、企業とユーザーの密接な関係が見られます。

リポスト機能により、リポストされたユーザーは、mtrainer.offcialのフォロワーからのエンゲージメントを高めたり、mtrainer.offcialにとっても新たに商品開発をする際に参考にすることができるでしょう。

ユーザーの声に返信し親和性を持たせた「イロドリ」

https://www.instagram.com/irodoristore/

生活雑貨を販売するイロドリでは、ユーザーの投稿をストーリーズでリポストしながら感謝の気持ちを伝えています。

ただリポストするのではなく、「美味しそう」や「かわいい」などのコメントを入れています。

「イロドリ」のリポスト機能により、ユーザーには親和性を高めるとともに商品の活用事例のイメージが湧きやすく購買行動に繋がりやすくなるのではないでしょうか?

まとめ

この記事では、ストーリーズの特長や5つの効果的な機能をご紹介しました。

ストーリーズの機能を駆使することで、手間や費用をかけずに集客効果を高めることができるため、ストーリーズの運用を考えている方はぜひ参考にしてください。

関連記事

関連記事一覧