人気ネットショップ12社の手数料を比較!初期費用や月額費用も合わせて紹介

「ネットショップの運営にはどんな手数料がかかるの?」

「手数料って結局どのくらい?」

この記事では、人気ネットショップの手数料を紹介していきます。また、ネットショップの運営にどんな手数料がかかるのかなども解説しているので参考にしてみて下さい。

以下は人気モール型ネットショップの手数料比較になります。

Yahoo!ショッピング
Amazon
楽天
メルカリShops
初期費用0円0円60,000円0円
月額費用0円100~4,900円19,500~100,000円0円
販売手数料0円8~15%0円10%
決済手数料3~4.48%0円2.5~3.5%0円
振込手数料150円/件0円0円200円
各サービスの資料請求はこちらから Yahoo!ショッピング Amazon 楽天 メルカリShops

また記事後半では、ASP型ネットショップの手数料比較も行っていますので、是非参考にしてみて下さい。

【基礎知識】ネットショップの種類

手数料の話の前にネットショップの種類について理解しておきましょう。

ネットショップ開業サービスには以下の2種類が存在します。

  • モール型
    • Yahooや楽天、Amazonなど1つのECサイトに多数のショップを出店する
    • 集客力が強いが、手数料が高い
  • ASP型
    • ネットショップに必要な機能をレンタルしてクラウド上でサイト構築する
    • 安価かつ手軽に構築できるが、集客は1から行う必要ある

上記を踏まえたうえで種類ごとの手数料を比較していきましょう。

ネットショップに必要な手数料の種類

ネットショップでは利用するサービスによって異なりますが、一般的に以下の費用・手数料が必要になります。

  • 初期費用
    • ネットショップをを開設する際にかかる費用。初期費用が無料のサービスもある。
  • 月額費用
    • ネットショップを運営する際に売上に関わらず毎月発生する固定費用。初期費用同様に月額費用が無料のサービスもある。
  • 販売手数料
    • 商品が売れるたびに、サービス側に支払う必要のある手数料。
  • 決済手数料
    • クレジット決済・キャリア決済といった決済手段を利用する際にサービスまたは、決済代行業者に支払う費用。
  • 振込手数料
    • 売上金を振り込むときにかかる費用。売上金の出金依頼時に必要.。
    • 一定の金額に満たない状態で入金を希望すると、別途事務手数料が発生するサービスもあり(BASEは振込金額が2万円以下の場合、500円の事務手数料)

【比較表】モール型ネットショップ開業サービスの費用・手数料まとめ

モール型ネットショップ作成サービスの基本的な費用・手数料をまとめた比較表になります。

今回紹介するモール型ネットショップは以下の4つです。

  • Yahoo!ショッピング
  • Amazon
  • 楽天
  • メルカリShops
Yahoo!ショッピング
Amazon
楽天
メルカリShops
初期費用0円0円60,000円0円
月額費用0円100~4,900円19,500~100,000円0円
販売手数料0円8~15%0円10%
決済手数料3~4.48%0円2.5~3.5%0円
振込手数料150円/件0円0円200円

それでは、各サービスごとに特徴や細かい手数料を紹介していきます。

Yahoo!ショッピング

Yahoo!ショッピングサイトページ

Yahoo!ショッピングは、Yahoo! JAPANの他にLINEやソフトバンク、PayPayが利用できる点で集客力は強いと言えます。

さらにYahoo!ショッピング独自キャンペーンも頻繁に行われるため、そこからの集客も期待できるでしょう。

その分、企業などの出店数も多く、ライバルが多いので、お客さまに選んでもらうためには、集客の工夫が必須です。

項目名 費用目安
初期費用0円
月額費用0円
その他手数料決済手数料:3~4.48%
ストアポイント原資負担:1%~15%
キャンペーン原資負担:最低1.5%
アフィリエイトパートナー報酬原資:1%~50%
アフィリエイト手数料:パートナー報酬原資の30%

Yahoo!ショッピングは他のサービスに比べ手数料が多く複雑なため詳しくは以下のサイトページからご確認ください。

決済方法と各種手数料はこちら  その他の各種手数料はこちら

Amazon

Amazonサイトページ

Amazonは、日本国内だけでなく、世界のお客さまに向けても、商品を販売できるネットショップサービスです。

Amazonの出店は、商品登録のみで販売開始できるため、ウェブに詳しくない方でも簡単に始められます。

言い換えると、誰でも出店できるために参入障壁が低く価格競争が起きやすくなるため注意が必要です。

Amazonでは倉庫に商品を保管して配送を代行依頼する場合などは、梱包、シール貼りなどにそれぞれ費用がかかるため、事前によく確認しておきましょう。

項目名 費用目安
初期費用0円
月額費用大口出品:4,900円(税抜)
小口出品:0円
その他手数料基本成約料:大口出品⇨無料 小口出品⇨100円 / 回
販売手数料:8~15%
FBA手数料:193~5,625円

楽天

楽天サイトページ

楽天市場は、国内で最大規模を誇るモール型のネットショップです。

利用者、出店者ともに多いため、集客力やモール自体の信頼度が非常に高いと言えるでしょう。

楽天市場に出店できるのは、法人・個人事業主のみで、個人名義では出店できないため、個人で出店するためには個人事業主になる必要があります。

ECコンサルタントやサポートは楽天大学などネットショップ運営を快適にするサポートが充実しているため非常に便利です。

項目名 費用目安
初期費用60,000円
月額費用がんばれ!プラン:19,500円(年払いのみ)
スタンダードプラン:50,000円(半年払い)
メガショッププラン:100,000円(半年払い)
その他手数料決済手数料:2.5~3.5%
機能利用料:3,000~5,000円
システム手数料:2~7%
アフィリエイト利用料:2~4%

メルカリShops

メルカリShopsサイトページ

メルカリShopsは誰でもかんたんにネットショップを作れ、日本最大のフリマアプリ「メルカリ」上に出店・運営ができるモール型のネットショップサービスです。

月間2,000万人以上のお客さまが利用するフリマアプリ「メルカリ」アプリ内に表示されるため、顧客の流入が見込めるでしょう。

他のモール型のネットショップサービスに比べて、個人の出店者が多いのが特徴です。

項目名 費用目安
初期費用0円
月額費用0円
その他手数料販売手数料:10%
振込手数料:一律200円

【比較表】ASP型ネットショップ開業サービスの費用・手数料まとめ

ASP型ネットショップ開業サービスの費用・手数料をまとめた比較表になります。

今回紹介するASP型ネットショップは以下の8つです。

  • BASE
  • STORES
  • カラーミーショップ
  • Square
  • makeshop
  • Shopify
  • futureshop
  • minne
BASE
Stores
カラーミーショップ
Square
makeshop
Shopify
futureshop
minne
初期費用0円0円~22,000円0円110,000円0円~52000円0円
月額費用0~5,980円0~2,178円0~39,600円0~9,180円12,100~60,500円33~399ドル22,000~52,000円0円
販売手数料0円0円0円0円0円0円0円10.56%
決済手数料3.6%+40円3.6~5%3.14~6.6%(+30円)3.3~3.6%3.19~3.49%3.25%~4.15%1.5~6%0円
振込手数料250円275円50~700円0円22円0円0円172円

それでは、各サービスごとに特徴や細かい手数料を紹介していきます。

BASE

BASEサイトページ

BASEは2023年6月時点で200万以上のショップが開設されている人気ネットショップサービスです。

フードや雑貨、ファッションなど、さまざまなカテゴリに対応したショップのデザインを行うことが可能になります。

各種機能の使い方やショップ運営、ブランディングなどをサポートしてくれる体制も整っており、チャットで直接質問することができ、初心者でも安心して利用できるでしょう。

項目名 費用目安
初期費用0円
月額費用スタンダードプラン:0円
グラースプラン:5,980円
その他手数料BASEかんたん決済手数料:3.6%+40円
サービス利用料:3%
振込手数料:250円/回
※2万円未満の場合、別途500円必要

STORES

STORESサイトページ

STORESは、48種のおしゃれなテンプレートから最短10秒登録、毎月1万件のショップが開設されているネットショップサービスです。

ネットショップ運営の際に必要な機能が30以上も用意されており、さまざまな運営方法ができます。

STORESで販売している商品を、Instagramと連携することで、Instagramから販売することも可能なため、SNSからの集客も見込めるでしょう。

項目名 費用目安
初期費用0円
月額費用フリープラン:0円
スタンダードプラン:2,178円
その他手数料決済手数料:3.6%~5%
振込手数料:275円/回
※1万円未満の場合、別途500円必要

カラーミーショップ

カラーミーショップサイトページ

カラーミーショップは、80種類以上の基本テンプレートが用意されていて、自由にサイトをデザインすることができるネットショップサービスです。

無料でテンプレートをカスタム編集・おしゃれなショップ作成できるためアパレル・美容・食品業界に人気があります。

ノウハウコンテンツに加えて、電話サポート・メールサポートなど開店準備も支援してくれるため初心者でも安心して利用できるでしょう。

項目名 費用目安
初期費用フリープラン:0円
レギュラー/ラージプラン:3,300円
プレミアムプラン:22,000円
月額費用フリープラン:0円
レギュラープラン:4,950円
ラージプラン:9,595円
プレミアムプラン:39,600円
その他手数料決済手数料:3.14~6.6%(+30円)
振込手数料:50~700円(税抜き)

Square

Squareサイトページ

スクエアはアメリカ発の決済端末を提供している会社でアカウント一つで決済~オンライン販売まですべてを完結できるのが大きな特徴です。

Instagram連携も簡単設定で、美容室/サロン/アパレルやハンドメイド販売などにもおすすめになります。

また、飲食店向けのテイクアウト・デリバリー予約といった事前決済やカレンダー予約も可能になっています。

さらに、Spuqreは最短翌日入金のためキャッシュフローの安定が期待できるでしょう。

項目名 費用目安
初期費用0円
月額費用フリープラン:0円
プラス:3,375円/月
プレミアム:9,180円/月
その他手数料決済手数料:3.3~3.6%

makeshop

makeshopサイトページ

東証一部上場のGMOグループが提供している販売手数料0円・月額料金のみの日本で1番売れているショップサービスです。

「Yahoo!ショッピング」や「LINEショッピング」などに連携できるため、比較的、集客面では有利と言えるでしょう。

月額1万円が発生しますが手数料は業界最安値・販売手数料0円のため他の無料ネットショップと比べても総合的に安いのが魅力的です。

項目名 費用目安
初期費用プレミアムプラン:11,000円
makeshopエンタープライズプラン:110,000円
月額費用プレミアムプラン:12,100円
makeshopエンタープライズプラン:60,500円
その他手数料決済手数料:3.14~3.49%
振込手数料:22円/回

Shopify

Shopifyサイトページ

Shopifyは世界175ヵ国、計170万以上のショップが開設され圧倒的な利用者数を誇るECサイト制作プラットフォームです。

日本語はもちろん、多言語、多通貨、海外発送に対応しているため、海外への販売に強いネットショップになります。

AmazonやeBayなどの大手ショッピングモールとの連携も可能で、販売チャネルを多角化しやすいでしょう。

項目名 費用目安
初期費用0ドル
月額費用ベーシック:33ドル
スタンダード:92ドル
プレミアム:399ドル
その他手数料決済手数料:3.25%~4.15%

futureshop

futureshopサイトページ

futureshopは、流通金額が1550億円、導入店舗が2800店舗のネットショップ制作サービスで、株式会社フューチャーショップが運営しています。

commerce creator(コマースクリエイター)」というコンテンツ管理システムを利用でき、デザイン実装における運用性が格段と向上するため、デザインの自由度がとても高いのが魅力的です。

長年のサポートで培ったノウハウを活かした、店舗ごとのサポート・アドバイスを行ってくれるため安心して運営できるでしょう。

項目名 費用目安
初期費用22000~52000円(商品登録数による)
月額費用22000~52000円(商品登録数による)
その他手数料決済手数料:1.5~6%

minne

minneサイトページ

minneは、国内のハンドメイドマーケット市場でNO.1を謳っているハンドメイド商品に特化したネットショップサービスです。

自分で作った作品を売るほかにも、招待制でセレクトショップなどの代理販売も行えるのも魅力の1つです。

ハンドメイドを販売したい方に適しているネットショップサービスになります。

項目名 費用目安
初期費用0円
月額費用0円
その他手数料販売手数料:10.56%
振込手数料:172円

紹介している手数料は一部になります。

ほかにもサービスやプラン、また追加オプションなどの違いで別途費用が必要になる場合があることは理解しておきましょう。

事前に各利用サービスの公式ページから詳細を必ずご確認してください。

手数料以外でネットショップを選定する際のポイント

ここまで手数料を中心にネットショップ作成サービスを紹介してきました。

しかし、手数料以外でどのように比較すればよいか分からない方もいると思います。そこで手数料以外での比較ポイントを解説していきます。

  • 自身が用意できる予算に合わせて選定
  • 商品ジャンルとの相性は合っているか
  • ターゲットと目的に合った機能があるかどうか

自身が用意できる予算に合わせて選定

ネットショップは予算と今後の方針に合わせて選定サービスを選定しましょう。

とにかく少ない資金でスタートしたいという方は月額固定費用が無料のサービスがおすすめです。

無料であれば、万が一売上が伸び悩んでも固定費によって圧迫されることはありません。

副業で販売額をそこまで伸ばさない予定の方も、月額費用無料のほうがお得な場合が多いです。

一方で、ある程度まとまった資金があったり、今後ネットショップを拡大する予定があるなら、ネットショップ機能が豊富な有料サービスを利用するとよいでしょう。

データ分析、アフィリエイト連携、アクセス解析、SNS連携などマーケティングに役立つ機能が備わっていると運営に活かせます。

商品ジャンルとの相性は合っているか

自身の商品と利用サービスの相性が良いかも事前に確認しておきましょう。

例えば、メルカリShopsならフリマアプリ「メルカリ」の顧客が相手になります。

とにかく安く買いたい人や、訳アリ商品、市場ではもう出回っていないレア商品などを求めている顧客が多いということになります。

また、minneならハンドメイドを扱うネットショップサービスです。

当然ハンドメイドの商品を求める顧客が集まってくるため、大きいモールに出店するよりも購買率に期待できるでしょう。

このように商材とサービスには相性があるため、自身の商材との相性を考えサービスを選定しましょう。

ターゲットと目的に合った機能があるかどうか

ネットショップの開業・運営といっても、商品の種類、ターゲットの年齢層・性別、日頃SNSを利用しているターゲットが多いかなど、目的やターゲットによって打ち出すべき施策は異なってきます。

そのため、ターゲットに向けて適切なアプローチができる機能を搭載したサービスを選択しましょう。

例えば、ターゲットが若年層の場合、SNSを利用している顧客が多いと考えられます。そのため、SNS連携機能は欠かせないということになります。

また、海外客にもアプローチしたいという場合は、多言語対応かどうかや海外顧客も利用できる決済手段があるかなどを考える必要があります。

このように、ターゲットと販売目的に沿って必要な機能が揃っているかという観点でサービスを選定しましょう。

ネットショップ開業に悩んだらTalenTokに相談

ここまでネットショップごとの手数料比較や、ネットショップの選定ポイントについて開設してきました。

「手数料の比較はできたけど、いざ開業するのはやっぱりまだ不安」

「手数料踏まえて気になっているサービスは絞れたけど予想以上に費用が掛かりそう…」

未だに、ネットショップ開業にいろんな不安を抱えている方も多いと思います。そんな方は、EC販売立ち上げ・運営の知見が豊富な制作会社に依頼するのが良いでしょう。

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