ShopifyとBASEの違いを手数料など項目別に比較!STORES比較も!

ネットショップを立ち上げる際に、著名なサービスであるShopifyとBASE。

よく聞く名前ではあるものの、何がどう違うのか詳しく理解している方は多くありません。

ShopifyとBASEの違いと、おすすめの人は下記のとおりです。

Shopify(ベーシック)BASE(スタンダード)
手数料月額4,620円
決済手数料3.4%
月額0円
決済手数料3.6%+40円
決済手段対応の幅が広いApplePayなど一部利用不可
集客機能豊富sitemap生成等一部不可
サイト制作機能豊富画像登録数などが少なめ

Shopifyがおすすめの人

  • ネットショップが中~大規模(もしくは拡大の予定がある方)
  • 海外進出をする予定がある
  • 1商品当たりの画像が枚数が重要なジャンル(アパレルなど)

BASEがおすすめな人

  • 副業で月数万円程度の売上を目指している
  • 初期費用を用意できず、できるだけ低くコストを抑えたい
  • 外国サービスに抵抗がある

この記事では、ShopifyとBASEを項目ごとに比較し、どのような方にどちらがおすすめなのかをわかりやすく解説していきます。

記事の後半では、ShopifyとBASE以外のサービス(Stores・カラーミーショップ)も比較しているため、ぜひ最後までご覧ください。

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ShopifyとBASEはどっちが売れる?項目ごとの違いを徹底比較!

ShopifyとBaseを項目ごとに比較していきます。

Shopify(ベーシック)BASE(スタンダード)
手数料月額4,620円
決済手数料3.4%
月額0円
決済手数料3.6%+40円
決済手段対応の幅が広いApplePayなど一部利用不可
集客機能豊富sitemap生成等一部不可
サイト制作機能豊富画像登録数などが少なめ

ShopifyとBASEの手数料の違いを比較

ShopifyとBASEの一番安いプランで比較をしてみました。

Shopify(ベーシック)BASE(スタンダード)
月額費用4,620円0円
決済手数料3.4%(対面決済は2.7%)3.6%+40円(一部4.6%+40円)
サービス利用料なし3%
入金手数料0円2万円未満:750円2万円以上:250円
※1ドル140円計算

BASEはスタンダードプランであれば、月額費用が無料なのに対し、Shopifyには無料プランがなく、最低でも4,620円の月額費用がかかります。

その代わり、BASEにはサービス利用料として3%かかりますが、Shopifyはサービス利用料はありません。

売上額10万円/月だった場合に、どちらの方が安いのか計算してみました。

▼売上が月間10万円だった場合の月額費用

  • Shopify:月額費用4,620円⁺決済手数料3,400円=8,020円
  • BASE:決済手数料4,400円⁺サービス利用料3,000円⁺入金手数料750円=8,150円

※決済金額と回数:5,000円/回×20回で計算
上記を見てもらえればわかる通り、ShopifyもBASEもそこまで手数料の差はありません

ShopifyとBASEの入金サイクルの違いは?

ネットショップ運営者にとっては、キャッシュフローの観点で入金サイクルも重要な項目の一つ。

Shopifyは自動で最短翌営業日に入金される(※)のに対し、BASEは振込申請が必要で、申請日から10営業日で指定口座に振り込まれます。

※通常は「ストアの支払日までの期間+5日間」に送金

入金までのスピードを速めたいという場合は、Shopifyを利用するとよいでしょう。

ShopifyとBASEの決済手段の違いを比較

続いて対応している決済手段を比較しました。

決済手段ShopifyBASE
銀行振込
クレジットカード決済〇VISA/Master/AMEX/JCB〇VISA/Master/AMEX/JCB
ID決済
Shopify ペイメント×
Apple Pay×
Google Pay×
Shop Pay×
PayPal
Amazon Pay
KOMOJU×
携帯キャリア決済
Paidy翌月払い×
SBペイメントサービス×
NP後払い×
atone×
NP掛け払い×
GMOペイメントゲートウェイ ×
Smartpay×
後払い.com×
Pay-easy×360円
Pay ID×
後払い決済

利用者が多いクレジットカード決済はShopifyもBASEも利用できます。

クレジットカード以外の決済手段も含めると選択肢が多いのはShopify。特にID決済については群を抜いており、BASEがPay Palのみなのに対し、ShopifyはAmazonPayやGooglePayなどにも対応しています。

ShopifyとBASEの集客機能の違いを比較

ネットショップの集客経路は、Web広告とSEO、SNSからの流入がメインです。

それぞれの機能の違いを比較しました。

ShopifyBASE
Web広告Google Yahoo! Facebook InstagramGoogle Yahoo! Facebook Instagram
SNS連携Facebook Instagram Twitter Pinterest LINE Youtube TikTok note AmebaFacebook Instagram Twitter Pinterest LINE Youtube TikTok note Ameba
タイトル・ディスクリプションの設定
画像のAltタグ設定×
sitemap.xml・robots.txt自動生成×
canonical設定×
Googleアナリティクス

Web広告とSNS連携についてはShopifyもBASEも差分なく利用できますが、SEO対策の観点では、BASEはShopifyに比べて弱い部分があります。

最低限と言われるタイトルやディスクリプションの設定はできるものの、画像のAltタグ設定など細かい部分に対応していません。

もしSEOでの流入も狙うのであれば、Shopifyを利用したほうが良いでしょう。

BASEはショッピングアプリからの集客が見込める?

基本的な集客機能はShopifyの方が優れていますが、BASEはショッピングアプリを保有しているため、集客力を強化できています。

ショッピングアプリBASEは、BASEでネットショップを開設しているショップの商品を購入できるアプリで、楽天市場のようなモール型ネットショップです。

2021年2月には累計800万ダウンロードを突破しているほか、お気に入りのショップをフォローできるという特徴があります。

そのため、ショッピングアプリ経由で認知してもらって徐々に流入を増加させることも可能です。

ショッピングアプリBASEの累計ダウンロード数

ShopifyとBASEのサイト制作機能の違いを比較

続いて、サイト制作機能を比較します。

ShopifyBASE
商品登録数無制限無制限※1日1,000件まで
商品あたりの画像登録数250枚20枚
テンプレート数無料:9種類有料:93種類無料:17種類有料:71種類
独自ドメイン〇※有料
SSL対応
海外販売多言語対応英語のみ対応

サイト制作の観点では、商品画像登録数と言語対応の点で差があります

BASEは1商品辺り20枚までしか画像登録ができないのに対し、Shopifyは250枚まで可能です。アパレルなど画像を多く必要とするジャンルのネットショップはShopifyのほうがおすすめです。

またShopifyなら英語以外の言語にも対応できるため、英語・日本語圏以外でネットショップ運営をする予定があるなら、Shopifyを選びましょう。

ShopifyとBASEのサポート体制の違いを比較

サポート体制の比較です。

ShopifyBASE
メール24時間対応平日10:00~19:00
電話××
チャット××

サポート体制は両社で大きな違いはなさそうです。

ただしShopifyの場合、日本初の企業ではないため、サポートが英語のみのことがまれにあります。

ヘルプページもBASEほど作りこまれておらず、わかりづらいと感じてしまうことはありそうです。

またBASEはヘルプセンターのほかにBASE Uというオウンドメディアも運用。ネットショップ運営初めての方向けに、売上の伸ばし方や立上げの仕方について細かく解説しています。

ShopifyとBASEを比較した結果、どっちがおすすめ?

ShopifyとBASEは制作するネットショップの規模や今後の方針によって、おすすめが異なります。

▼Shopifyがおすすめの人

  • ネットショップが中~大規模(もしくは拡大の予定がある方)
  • 海外進出をする予定がある
  • 1商品当たりの画像が枚数が重要なジャンル(アパレルなど)

▼BASEがおすすめな人

  • 副業で月数万円程度の売上を目指している
  • 初期費用を用意できず、できるだけ低くコストを抑えたい
  • 外国サービスに抵抗がある

Shopifyは月額費用がかかる分、集客・サイト制作の機能がBASEよりも優れています。

そのため、もしネットショップを拡大していく予定であれば、Shopifyを利用することをおすすめします。

特に海外進出を考えていたり、1商品当たりの画像の枚数が多いことが求められるジャンルだったりする場合は、Shopifyでないと運営が難しいでしょう。

一方で、初期費用をどうしても抑えたいという方や、海外のサービスや英語でのサポートに抵抗があるという方は、BASEの有料バージョンを利用することをおすすめします。

(※記事の下部ではBASE以外のネットショップサービスも紹介しているため、参考にしてください。)

ShopifyとBASEを立ち上げるなら制作会社への依頼が有効?

Shopify、BASEともに、自力でネットショップを立ち上げられるサービスになっていますが、質の高いネットショップを制作するには制作代行会社に頼ったほうが得策です。

特にShopifyを活用する場合は、カスタマイズの幅が広いため、どのオプションを付けるかどうかだけでも迷ってしまう方が多くいます。

「制作代行会社に依頼すると費用が心配…」という方もIT導入補助金を利用すれば、費用を抑えてネットショップ制作ができます。

IT導入補助金とは、小規模事業者向けのITツール導入費用の補助金制度で、最大450万のサポートのサポートを受けられます。

そのため、ネットショップ構築代行を依頼しても実質ほぼ無料で制作が可能です。

ネットショップ制作代行の依頼は申請事業社のTalenTokがおすすめ

IT導入補助金を受けるためには、申請事業者としての認可を受ける必要があります。

TalenTokは支援事業者の認可を受けているため、ネットショップ制作だけでなく、補助金申請もすべて代行することが可能です。

もしご興味がある場合は、お気軽にお問い合わせください。

ShopifyとBASE以外だけじゃない?STORESやカラーミーショップとも比較!

ネットショップ制作サービスはShopifyとBASE以外にも存在します。

そこでこれまで比較をしてきた項目でSTORESやカラーミーショップとの比較もしてみました。

Shopify、BASE、STORES、カラーミーショップの手数料の比較

Shopify(ベーシック)BASE(スタンダード)STORES(フリー)カラーミーショップ(レギュラー)
月額費用4,620円0円0円4,950円
決済手数料3.4%(対面決済は2.7%)3.6%+40円(一部4.6%+40円)5%4%~
サービス利用料なし3%なし
入金手数料0円2万円未満:750円2万円以上:250円なし
※カラーミーショップは初期費用として3,300円が別途かかります。

Shopify、BASE、STORES、カラーミーショップの決済手段の比較

決済手段ShopifyBASESTORESカラーミーショップ
銀行振込
クレジットカード決済〇VISA/Master/AMEX/JCB〇VISA/Master/AMEX/JCB〇VISA/Master/AMEX/JCB〇VISA/Master/AMEX/JCB
ID決済
Shopify ペイメント×××
Apple Pay×××
Google Pay×××
Shop Pay×××
PayPal
Amazon Pay
KOMOJU×××
携帯キャリア決済
Paidy翌月払い××
SBペイメントサービス×××
NP後払い×××
atone×××
NP掛け払い×××
GMOペイメントゲートウェイ ×××
Smartpay×××
後払い.com×××
Pay-easy×360円××
Pay ID×××
後払い決済×
※STORESの代引きとAmazonPayはフリープランでは利用できず、スタンダードプランからの利用になります。
※カラーミーショップはカラーミーペイメント(イプシロン)の設定も可能です。

Shopify、BASE、STORES、カラーミーショップの集客機能の違いを比較

STORESもカラーミーショップもBASEと同様程度の対策が可能です。

ShopifyBASESTORESカラーミーショップ
Web広告Google Yahoo! Facebook InstagramGoogle Yahoo! Facebook InstagramGoogle Yahoo! FacebookGoogle Yahoo!
SNS連携Facebook Instagram Twitter Pinterest LINE Youtube TikTok note AmebaFacebook Instagram Twitter Pinterest LINE Youtube TikTok note AmebaFacebook Instagram TwitterFacebook Instagram Twitter LINE
タイトル・ディスクリプションの設定
画像のAltタグ設定×不明
sitemap.xml・robots.txt自動生成××
canonical設定×××
Googleアナリティクス

Shopify、BASE、STORES、カラーミーショップの制作機能の違いを比較

サイト制作機能も同様に、BASEと遜色ありません。

ShopifyBASESTORESカラーミーショップ
商品登録数無制限無制限※1日1,000件まで無制限無制限
商品あたりの画像登録数250枚20枚15枚15枚
テンプレート数無料:9種類有料:93種類無料:17種類有料:71種類48種類無料47種類有料34種類
独自ドメイン〇※有料〇※有料〇※有料
SSL対応
海外販売多言語対応英語のみ対応英語・韓国語対応なし

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