Shopifyではクレジットカード手数料が3.15~5%、取引手数料が0.15~5%、両替手数料2~5%などさまざまな手数料がかかります。
また、Shopifyは海外の企業であるため、消費税がかからないのが魅力的です。他にも振込手数料がかからないなど総合的に見て手数料が安いECサイトになります。
今回は、Shopifyの利用を検討している方に、世界最大シェアを誇る人気ECプラットフォーム「Shopify」の月額料金や手数料について詳しく解説していきます。
この記事を読めば、基本料金から手数料、また他の人気ECサイトとの料金比較までできるため、是非最後まで読んで参考にしてみて下さい。
目次
Shopifyプランごとにかかる基本料金一覧
Shopifyでかかる基本料金は以下の通りです。
初期費用 | 0円 | 0円 | 0円 | 0円 | 0円 |
月額費用 | |||||
年間費用 | - | - |
それではそれぞれのプランの特徴を紹介していきます。
- スターター
スタータープラン(旧Shopify Lite)は、Shopifyの商品販売機能(カート)を利用することができるプランです。
既存のWebサイトやブログ、SNSなどで商品を販売することが可能になります。SNS等で商品を販売したいスモールビジネスオーナーにおすすめです。
月額費用 | $5(約718円) |
- ベーシック
ECサイトの運営に必要な機能を備えており、サイト運営者が1〜3人程度の小規模感のECサイト運営に適しているプランです。
ベーシックプランでは、顧客、カード、注文などの幅広い分析を提供しているため、収益性の高いEコマースサイトを構築し、確実に成果を上げることができるでしょう。
低コストでECサイトの構築、運営を行いたい方、月商目安が500万円以下の方におすすめです。
月額費用 | $33(約4,738円) |
年間費用 | $25(約3,590円) |
- スタンダード
EC担当が5名以上のチームの中堅企業や成長中のネットショップに適したプランです。
スタンダードプランでは、割引コードや顧客注文追跡などの強力なマーケティングツールも利用できるため、オンラインストアへのアクセスを増やすことができるでしょう。
月商目安が500〜2,500万円の中小企業を担当している方におすすめです。
月額費用 | $92(約13,210円) |
年間費用 | $69(約9,907円) |
- プレミアム
プレミアムプランでは、15個の管理アカウントを保有できるため大人数での運営に適しているプランです。
スタンダードプランより高くなりますが、取引・決済手数料の金利が他のプランより低く設定されているので、売上が増えれば増えるほどお得になるでしょう。
月商目安2,500万円以上の大手企業を担当している方やすでにEC事業で安定した収益を獲得し、事業の拡大を図っている方におすすめです。
月額費用 | $399(約57,291円) |
年間費用 | $299(約42,932円) |
- ShopifyPlus
ECサイトのリニューアルや大規模なカスタマイズを迅速に行うことが可能なプランです。
月額基本料金は2,000米ドルですが、月間の売上が80万米ドルを超えると、総売上高の0.25%の変動料金制になります。
取引量の多いストアや大企業の方におすすめです。
月額費用 | $2,000~(約287,173円) |
Shopifyで発生する手数料は?
Shopifyでは以下の手数料が発生します
- クレジットカード手数料
- 取引手数料
- 両替手数料
それぞれの手数料について詳しく説明していきます。
クレジットカード手数料はプランによって異なる
ShopifyではShopifyペイメントと言われるShopifyが提供するクレジットカード決済があります。
Shopify ペイメントを利用すると、すべてのプランで振込手数料が無料になるためおすすめです。
また、設定画面でチェックマークを入れることで、「Apple Pay」「Google Pay」「Shop Pay」の利用も可能になります。
▼Shopifyペイメント利用の場合
5% | 3.4% | 3.3% | 3.25% | 3.15% | |
5% | 要問合せ |
▼その他の決済サービス利用の場合
決済サービス | 手数料 |
---|---|
PayPal | 3.6%+40円~ |
Amazon Pay | 3.9~4.5% |
KOMOJU | 3.6~3.85% |
携帯キャリア決済 | 6.4~15% |
Paidy翌月払い | コンビニ:最大360円 銀行振込:金融機関による |
GMOイプシロン | 3.2%~ |
SBペイメントサービス | 3.15~3.3% |
2Checkout | 3.9%+45$ |
Cybersource | 3.9%+45$ |
Bitpay | 1% |
これらの他にも複数の決済サービスを利用することが可能です。詳しくはこちらのページを参考にしてください。
取引手数料は0.15~5%
決済サービスを使用して顧客からの支払いを受ける際に適用される料金のことです。
Shopify ペイメントを利用する場合、すべての決済方法に対する取引手数料が無料になるため、費用を抑えることが可能になります。
Shopify ペイメント以外の支払い方法を選択する場合は、プランごとに取引手数料が発生してしまいます。
▼プランごとの取引手数料
●スタータープラン:5%
●ベーシックプラン:2.0%
●スタンダードプラン:1.0%
●プレミアムプラン:0.5%
●Shopify plus:0.15%
両替手数料はアメリが以外は2%
日本円以外で決済された場合、両替手数料が必要になります。
「Shopify ペイメント」を利用している場合の両替手数料は、以下の通りです。
- 米国:5%
- それ以外の国と地域:2%
振込(入金)手数料は無料
Shopifyでは振込手数料は無料です。
多くのECサイトでは売上金を自分の銀行口座に振り込む際に「入金手数料」または「振込手数料」というものが発生します。
その点、Shopifyでは振込手数料が無料なため、売上振込申請などの手間を省くことができるのが魅力的です。
さらに売上字体が少ないECサイトの方でも、手数料として引かれる金額が少なることでお得に利用することができるでしょう。
Shopifyの手数料の消費税は非課税??
Shopifyは海外事業者なので、日本国内では非課税の対象になります。
そのため各種決済の際に発生する手数料や、毎月の利用料金に対して日本の消費税が課税されることはありません。
ただしすべての国と地域で非課税なわけではないので注意が必要です。ショップオーナーがShopifyをどの地域で使っているのかによって状況は変わります。
日本以外の国でShopifyを利用する際には、その国で規定されている課税率に従う必要があることは覚えておきましょう。
Shopifyの入金サイクルは他サービスと比較して短い
Shopifyでは自分の銀行口座に振り込む際の「入金手数料」は無料です。
ストアの売上は、Shopify側が定めている入金サイクルに従って登録口座に自動入金される仕組みになっています。
Shopifyの入金サイクルはほかのECサイトプラットフォームよりも早い傾向にあり、キャッシュフローが健全化しやすいでしょう。
人気ECサイトの入金サイクルと比較すると以下の通りです。
Shopifyの入金サイクルが早いことが良くわかります。
ECサイトプラットフォーム | 入金サイクル |
Shopify | 翌週の金曜日(最短5営業日) |
BASE | 振込申請から10営業日 |
STORES | 月末締め、翌月末払い |
【手数料一覧】Shopifyと人気ECサイトの手数料を比較!
Shopifyと人気ECサイトの費用を比較してみました。
初期費用 | 0円 | 0円 | 0円 | ~22,000円 | 0円 | 110,000円 | ~52000円 | 0円 | |
月額費用 | 33~399ドル | 0~39,600円 | 0円 | ||||||
決済手数料 | 3.25%~4.15% | 3.6~5% | 3.3~3.6% | 3.19~3.49% | 1.5~6% | 0円 | 販売手数料 | 0円 | 0円 | 0円 | 0円 | 0円 | 10.56% | 振込手数料 | 0円 | 275円 | 0円 | 22円 | 0円 | 172円 |
他のECサイトと比べても手数料が安い分、コスパが良く感じられます。
Shopifyでできるだけ費用を安く抑えるには?
Shopifyの利用を検討中だができるだけ費用を抑えたいという方は以下のポイントを押さえるとできるだけ費用を抑えることができます。
- 年間契約をして月額費用をディスカウントする
- ShopifyPaymentを利用する
- 必要な機能だけを追加する
- 最初は海外出店ではなく日本出店にする
年間契約をして月額費用をディスカウントする
年間契約にすることで1年で約10%、2年で約20%、3年で約25%のディスカウントを受けることができます。
例えばベーシックプランで考えると、月額費用$33が年間契約だと$25までディスカウントされるため、約$8(約1150円)ほどお得になります。
最初は月額契約で運営を始め、長期で運営していけそうと思ったら年間契約に変更するのもおすすめです。
ShopifyPaymentを利用する
Shopifyペイメントを利用することで販売手数料が無料になります。
管理画面での決済情報のリアルタイム確認や、購入手続きの手間が省かれることによるカゴ落ち率の減少も期待できるでしょう。
Shopifyペイメントを利用すると他の決済サービスが利用できなくなるため注意が必要です。
必要な機能だけを追加する
プランをアップグレードさせれば利用できる機能は増えますが、自社に必要のない機能もついてきてしまいます。
2,000以上もの拡張機能アプリの中から必要な機能のみを追加すれば、有料アプリであっても安く済ませることができるでしょう。
ショップ規模が大きくなく必要な機能がそこまで多くない場合は、月額費用の安いプラン+必要なアプリという形での運営もおすすめです。
最初は海外出店ではなく日本出店にする
海外ショップの場合、取引手数料や両替手数料など各種手数料で追加料金がかかってしまいます。
例えば、米ドル、ユーロ、英ポンドなど特定の通貨での支払い処理に追加手数料がかかったり、お客様が米ドルでお支払いになる場合、ご注文の合計金額に対して1.5%の追加手数料が適用されてしまいます。
また、追加処理手数料、税金手数料、銀行手数料などの手数料は、Shopifyから返金されることはないです。
その他、関税や輸入税など海外ショップならではの税金もかかってくるため、売上が安定するまではこれらの費用が掛からない日本での出店がおすすめです。
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Shopifyは個人でもECサイト運営を始めることができますが、詳細なカスタマイズや集客施策を行う場合は、専門的な知識が豊富な制作会社に相談することをおすすめします。
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