「インフルエンサーマーケティングの成功事例が知りたい!」
SNS上で発信力を持つインフルエンサーの登場に伴い、インフルエンサーマーケティングを活用する企業が増えています。
成功すれば効果も大きく、弊社の自社ブランド「SUORUM」で実施したインフルエンサーマーケティング施策では、前月比2倍の売上を記録するなどのケースも。
この記事では、業界別・SNS媒体別などさまざまな切り口でインフルエンサーマーケティングの成功事例を紹介していきます。
事例ごとの効果や成功のポイントも解説しているため、施策検討時の参考にしてみてください。
インフルエンサーマーケティング成功のポイント
・施策目的に合ったSNS媒体を選定する
・施策目的から逆算して施策内容や企画を設計する
目次
そもそもインフルエンサーマーケティングとは?
インフルエンサーマーケティングとは、SNSで影響力を持つインフルエンサーに商品やサービスのPRをしてもらい、消費者の購買意欲・行動を促進させるマーケティング手法です。
スマートフォンやインターネット、SNSの普及によって、従来のテレビCMや新聞雑誌など企業が発信するPR以外にもたくさんの情報を仕入れられるようになりました。
特にSNS上での口コミを重視する傾向が強まってきており、自身と趣味嗜好が似ている、もしくは憧れのあるインフルエンサーが発信する情報の信頼感が高まっているのです。
参考:インフルエンサーマーケティングとは?メリットデメリットと成功事例
【業界別】インフルエンサーマーケティングの成功事例
業界別のインフルエンサーマーケティング成功事例をご紹介します。業界ごとに商品紹介で伝えてもらえるポイントに違いがあるので、参考にしてみてください。
- 美容・化粧品業界
- 食品業界
- 旅行・観光業界
- 地方自治体
- アパレル業界
- 飲食グルメ業界
美容・化粧品業界のインフルエンサーマーケティングの成功事例と効果
化粧品会社がインフルエンサーマーケティングを実施するメリットは、商品の特徴や使用感を伝えられる点です。
化粧品のEC化率がほかの商材と比べて低いのは、「商品の使用感がわからないから」という理由が多いです。
インフルエンサーマーケティングでメイクをする過程で商品を使ってもらい、実際に使っている様子や商品の特徴を動画で紹介してもらうことで、利用イメージがわきやすく販売促進につながるのです。
・商品の使用感を伝えてオンラインの販売促進につなげられる
・商品の認知拡大だけでなく、リテール営業などにも活用できる
・インフルエンサーの動画を店頭に設置することで競合差別化につながる
カップルの日常に化粧の魅力を溶け込ませたTikTokのマーケティング事例|SUORUM
ジェンダーレスコスメブランドのSUORUMで「SUORUM10secアイブロウパウダー」の発売に伴い、TikTokでのインフルエンサーマーケティング施策を実施しました。
毎月実施していたマイクロインフルエンサーによるギフティング施策に加えて、2021年11月末にパワー系インフルエンサー(※)を起用したプロモーションを実施しました。
動画は寝ているルイスさんに化粧をしてそのまま外出し、洋服を買っている最中にルイスさんが化粧に気づくという内容。カップルの普段のやりとりの延長を動画にすることで、男性が化粧をする魅力を伝えています。
動画再生数は250万回を記録し、目的としていた認知拡大に成功しました。マイクロギフティングと併用したことで販売促進にもつながり、売上も前月比で大きく改善に成功しています。
※パワー系インフルエンサーとは、10~100万人規模のフォロワーを抱える著名なインフルエンサーを指します。メガインフルエンサーとも言います。
化粧品の特徴や使用方法を画像でわかりやすく解説したInstagramの事例|APLIN
APLINのクッションファンデーションをもとかのさんという動画クリエイターに紹介してもらうインフルエンサーマーケティング施策事例。
リール動画内では3色展開して肌につけた際の色を比較しやすいようにしたり、カバー力が高いことをテキストで記載したり、商品の特徴が伝わりやすい工夫がされています。
また顔の中心から外に向けて薄く塗ることやパウダーを上から塗ることで崩れにくくなるなど、クッションファンデーションの使用のポイントも動画内で紹介しており、利用イメージがわきやすいような設計になっています。
800件を超えるいいねを獲得したほか、「ドンキにも売ってますか?」といった購入意欲の高いコメントもされる効果を生みました。
化粧品業界におけるインフルエンサーマーケティングの事例は下記記事をご覧ください。
化粧品のインフルエンサーマーケティング成功事例!メリットも紹介
食品業界のインフルエンサーマーケティング成功事例と効果
食品関連の商品は視覚が購買意欲に及ぼす影響が大きく、インフルエンサーマーケティングをすることの販売促進効果が高い特徴があります。
また外出自粛に伴い、宅配フードサービスや食品ブランドにお金を使うようになったという人が増えたことも、食品業界のインフルエンサーマーケティング効果を高めています。
・商品の魅力や使用感を視覚的に伝達でき、販売促進につながる
・店内の様子や商品受け取り時の体験なども投稿内で紹介してくれ、オフライン集客にも役立つ
アンバサダーマーケティング施策をInstagram・Twitterで実施した事例|BASE FOOD
完全食を提供するBASE FOODはインフルエンサーマーケティングの一種であるアンバサダーマーケティング施策を実施しました。
アンバサダーマーケティングとは、自社商品やサービスを愛用しているユーザーを企業が「アンバサダー」と認定し、アンバサダーのSNSアカウントで商品の感想などを発信することを指します。
関連記事:アンバサダーマーケティングとは?メリットデメリットや成功事例を紹介
SNSでBASE FOODの魅力を発信するアンバサダーになれば、定期的にBASE FOODの詰め合わせボックスをもらえたり、限定コミュニティの試食会に招待したりといった特典を付けました。
合計800件を超える関連投稿が寄せられており、投稿をみてみると、フォロワーが1万人を超えるようなインフルエンサーも複数名企画に参加しています。
アンバサダー企画の募集ページはこちら*(* 2022年4月に募集は締め切られています。)
アンバサダー企画の募集ページはこちら*
(締め切りました)BASE FOOD アンバサダー募集
視聴者投票をうまく活用したYouTubeのインフルエンサーマーケティング事例|マイプロテイン
プロテインを販売をしているマイプロテインさんと、筋トレ動画を投稿している薬学生YoutuberSakuraさんのタイアップ動画施策を紹介します。
動画投稿前に、Instagramで「マイプロテインで何味がおすすめ?」というアンケートを実施。視聴者の結果をもとに順位形式で商品を紹介し視聴者と一緒に動画を作ることをテーマにしました。
実際に試飲してリポートしたり、プロテインを生かしたアレンジレシピを紹介したりと、活用イメージがわくような工夫もしています。
動画は2023年2月時点で31万回を記録し、下記のような販売促進につながるようなコメントも寄せられています。
- 「前試しに買ってみたやつが粉っぽくて味も苦手だったから、ちょっと抵抗あったんだよね…でもみんな美味しいって言ってるし、機会があったらまた買ってみようかな!」
- 「フォロワーから集計取ってくれてるのが信じられる!めちゃ参考になりました!ありがとうございます」
食品業界のインフルエンサーマーケティングの事例は下記の記事をご覧ください。
食品のインフルエンサーマーケティング成功事例!メリットも紹介
旅行・観光業界のインフルエンサーマーケティングの成功事例
以前は「旅行に行きたい」と思ったら、観光地のサイトや雑誌をみて旅先の情報収集をする方法が一般的でした。
しかし近年はSNS普及に伴い、多くの方がSNSで旅行先探しや旅行先の情報収集をするようになりました。旅行に行く前の情報収集手段としてSNSを利用する人は15.3%と全媒体の4位になっています。(日本交通公社の調査より)
・パンフレッドやツアー写真だけでは伝わらない詳細の情報まで伝えられる
・綺麗な景色やグルメなどの視覚的な魅力を伝えやすい
Instagramでファミリー層をターゲットにしたインフルエンサーマーケティング事例|星野リゾートトマム
星野リゾートはファミリー層向けにInstagramでインフルエンサーマーケティング施策を実施しました。
Instagramで40万人越えのフォロワーを抱えるモデルの宮城舞さんを起用し、雪景色や家族で楽しめるアクティビティを紹介。子供も大人も楽しめるということをコメントでも伝えました。
いいね数は4,000件を超え、雪景色に興味を示すコメントや近隣住民や旅行客による近場の観光スポット情報などがコメント欄で飛び交い、大反響を生みました。
お得なパスポートを活用して観光地を紹介するTikTokのマーケティング事例|KKday
@neo.travelers このパスお得すぎて怖いぜ。13時から19時の間利用した実質金額は動画の最後! #大阪旅行 #大阪観光 #NEO大阪旅 #旅行するならneoトラベラーズ#kkday旅 #pr ♬ オリジナル楽曲 - NEOトラベラーズ
旅行系インフルエンサーのneotravelersさんがKKdayの大阪周遊チケットを利用し、大阪の観光地を紹介する施策を実施しました。
「コスパ良く最高の思い出になる旅行を!!」というコンセプトで全国の観光地やグルメを紹介するneotravelersさん。動画ではお得なパスポートを利用して、様々な観光地を巡りながら、各観光地で楽しめることを紹介しています。
パスポートの販売場所やその日にかかった費用を紹介し、実際の旅行にかかる費用感もイメージできるよう工夫が見られます。
7万いいねと100以上のコメントを獲得し、認知拡大に大きく貢献しました。大阪周辺の人もそうでない人も好意的なコメントが多く見られました。
- 「生まれてずっと大阪済んでるけど知らんかったw」
- 「修学旅行これ買おうかな!」
旅行・観光系のインフルエンサーマーケティング施策については下記をご覧ください。
旅行・観光業界のインフルエンサーマーケティング成功事例!メリットも紹介
地方自治体のインフルエンサーマーケティングの成功事例と効果
SNSでの旅行先の情報収集が活発になり始めた昨今。地方活性化にあたってインフルエンサーとコラボをする協会や自治体も出てきました。
出身地域の観光大使にインフルエンサーを指名したり、地元の観光スポットやツアーにインフルエンサーを招待して周辺地域の魅力を伝えてもらうなど、さまざまな形でインフルエンサーとのコラボがあります。
・地域の魅力や土地柄をインフルエンサーの言葉で伝えてもらうことで地域の良さを広められる
・地域の祭りなどでインフルエンサーとタイアップすることで地域の魅力や伝統を地元民以外にも広められる
Youtubeでツアーと一緒に郷土料理と地元の魅力をPRしたマーケティング事例|伊勢原観光協会
伊勢原観光協会がYoutuberの「スーツ 旅行」さんを起用して、秋の大山キャンペーンのPRを行った施策を紹介します。
宿坊体験の行程や小田急ロマンスカーでの移動の様子を動画で撮影し、現地での宿坊体験の様子やリアルな1日の行程を表現。独自の表現で風景や料理、街並みなど地域の魅力を伝えられるコンテンツになっています。
また大山までいく過程の交通手段からみれる景色なども紹介しているため、ツアーちらしなどではわからない部分までイメージがわくような工夫もされています。
Youtube動画は56万回再生を記録しました。また下記のように「長い動画なのに飽きないで最後まで見られる」といったコメントが多く、インフルエンサーのコンテンツ作成の力量もかなり高いことがうかがえます。
- 案件なのに全然案件っぽくない、いつも通りの動画なのすきだわ~!長いけど全然飽きないし。
- 飽きさせずにこれだけの時間見させるのは大したものです、テレビ局でもこれだけ出来ないと思う。
観光大使が地元の魅力をInstagramで伝えるインフルエンサーマーケティング事例|出雲市
次にご紹介するのは出雲市が行ったインフルエンサーマーケティング事例。
出雲観光大使として活躍するロシアン佐藤さんが出雲市の観光地やグルメを中心に、鮮明な写真や動画とともに、グルメのレポートをキャプションでとても分かりやすく伝えています。
特にこちらの投稿ではお魚好きの方に向けて、様々なお魚料理を楽しめるコンテンツになっています。
1,500件を超えるいいねがつき、「おいしそう」という好意的なコメントも多く寄せられ、出雲市の魅力を存分にPRできました。
地方自治体のインフルエンサーマーケティング施策については下記の記事で詳しく解説しています。
地方自治体のSNS活用事例!SNS運用やローカルインフルエンサー起用するメリット・注意点も解説
アパレル業界のインフルエンサーマーケティングの成功事例
流行のファッションをSNSを通じて情報収集することも増えています。
ファッションの場合は特にInstagramの利用が多く、数多くのインフルエンサーがアパレル企業のPRをしています。
服を購入する際は、デザインの良さだけでなく、サイズ感や着回しのしやすさも重視される傾向にあるため、インフルエンサーの着こなしが販売促進の効果を生み出しています。
・商品の魅力を視覚的にアピールできる
・全身コーディネートによって、サイズ感や着回しのしやすさもアピールできる
インフルエンサーを起用してUNIQLOコーディネートを拡散した事例
UNIQLOは様々なインフルエンサーを活用して、マーケティング施策を推進しています。
上記は元アパレル店員のmau.さんが全身UNIQLOコーデをInstagramリール動画で披露。
動画は25万回再生を超え、「ワントーンコーデ最高」「ホワイトコーデきたくなった」など販売を促すようなコメントも多数寄せられていました。
かっこいい・かわいいだけでなく、実際のコーディネートで参考になりそうな発信が注目を集めることにつながっています。
飲食・グルメ業界のインフルエンサーマーケティングの成功事例
飲食業界も美容やファッションと並んで、SNSでの情報収集が盛んな業界です。
InstagramやYoutubeでグルメに特化した情報を発信するインフルエンサーも増加し、インフルエンサーマーケティングの実施に適したジャンルと言えるでしょう。
・商品の魅力を視覚的にアピールできる
・地域に特化したインフルエンサーが多く、ターゲティングがしやすい
グルメインフルエンサーのツイートがバズって拡散に成功した「味韓」
まじでこの世の全てのユッケ好きに教えてあげたいんだが飯田橋の【味韓】には全ての人間を虜にする禁断の51センチ和牛ローストビーフ風ユッケ寿司がある。
これがレア食感で超絶美味いからぜひ全国のユッケ好き、ユッケを愛する者たち、ユッケを憎む者たち、全てのユッケ関係者に伝われっ!#PR pic.twitter.com/1nB8q3V92y— りょうくんグルメ (@uryo1112) November 25, 2019
神楽坂にある韓国料理店「味韓」はりょうくんグルメさんとコラボし、PR投稿として長さ51cmの和牛ローストビーフ風ユッケ寿司を紹介しました。
12,000いいねが付いたことに加えて、1,400を超えるリツイートを獲得し、インフルエンサーのフォロワー以外への拡散にも成功しました。
インフルエンサーマーケティング実施前に知っておきたいSNSごとの違い
実は商品の特徴やプロモーションの目的によって、適切なSNS媒体は異なります。ここでは、SNSごとの特性の違いを紹介しますので、SNSマーケティング戦略を立てる際の参考にしてみてください。
媒体 | 特徴 |
---|---|
Youtube | ・チャンネル登録者×検索ユーザーが対象のため 認知拡大を広げつつ比較検討層にもリーチ可能 ・長尺動画でさまざまな情報を盛り込めるので、 高価格な商品との相性がよい |
・リツイートなどによりフォロワー以外への 認知も見込める ・ハッシュタグやKWで検索するユーザーが多数いる ため検索対策にも活用できる |
|
・フォロワーへの認知拡大が見込める ・Z世代女性の40%以上が情報収集に使っている媒体で 検索対策にも有効 |
|
TikTok | ・独自の配信アルゴリズムにより 潜在層への認知拡大が期待できる |
YouTubeのインフルエンサーマーケティングの特徴と成功事例
YouTubeはチャンネル登録者と動画検索をするユーザーがメインの視聴対象者となるため、認知を広げつつ、比較検討層にもリーチできる点は魅力的です。
また他のSNS媒体よりも長尺動画のコンテンツが多いプラットフォームのため、購入ハードルが高い商材であっても販売促進効果が高いこともYoutubeの魅力と言えるでしょう。
それでは実際のYoutuberとタイアップした事例をみてみましょう。
Youtuberの大掃除企画でロボット掃除機のスペックや使用感を紹介したマーケティング事例
チャンネル登録者数186万人を有するカズチャンネルさんは築50年の実家を掃除する企画を立案。ロボット掃除機の使用感や搭載されている機能を動画でわかりやすく解説しています。
移動可能な段差の幅や掃除をした後の前後比較、ゴミ捨ての手間など、実際に購入する際に気になることを多角的に示しています。
また商品の紹介を消費者目線で行っているため、プロモーション動画なのに広告感なく受け入れられることにも成功しています。
実際のコメントでも掃除機の機能に驚く声が多数寄せられ、販売促進の効果があったといえるでしょう。
Twitterのインフルエンサーマーケティングの特徴と成功事例
Twitterは匿名で利用でき、かつリツイートによってインフルエンサーのフォロワー以外への認知拡大も見込めるため、拡散性が非常に高いSNSです。
特に特徴が伝わりやすい「グルメ」「美容・コスメ」などを検索している人が多いことがわかっており、相性のいいジャンルと言えるでしょう。
それでは実際のTwitterにインフルエンサーを起用した事例を紹介します。
Twitterでケーキの味や見た目とおすすめの食べ方を紹介したマーケティング事例
チーズケーキのオンライン通販専門店「PrincessCheeseFactory」が実施したインフルエンサーマーケティング事例です。
約140万人のフォロワーがいる「唯一無二の絶品グルメ(むにぐるめ)」さんがチーズケーキ商品を写真と動画で紹介。
「爽やかな後味なのでさっぱり系ケーキが好きな人に特におススメ」と、どのような人におすすめなのかもわかるように工夫しています。
1,300いいねを獲得しただけでなく、280リツイートもされているため、より多くのTwitterユーザーに拡散できた事例になりました。
Instagramのインフルエンサーマーケティングの特徴と成功事例
Instagramは10~30代の女性の利用が多く、ターゲットに近い商材と相性がいいといえるでしょう。
(※2022年1月に渋谷109エンターテイメントが実施したZ世代のSNSによる消費行動に関する意識調査では、Z世代の女性の43%がInstagramを情報収集のツールとして使っていると回答)
またインスタグラムならではの機能である「ショッピング機能」によってインスタグラムから直接購買につなげられる点もメリットの一つ。
ECサイトがインスタグラムも運用しているケースもあり、ファッションや美容コスメのジャンルには欠かせないSNS媒体と言えるでしょう。
Instagramのインフルエンサーマーケティングの成功事例を紹介します。
Instagramでインフルエンサーが商品の使用感や向いている人を紹介したマーケティング事例
おすすめの化粧品を投稿しているおっしーさんがソフティモの商品レビュー投稿をした事例です。
商品の特徴はもちろん、使用方法やbefore/afterの画像を掲載することで利用イメージがわくような投稿になっています。
また「手でつかめるくらいもっちり」「泡立ていらずだから楽」など消費者にもわかりやすいような利用の感想を画像内テキストで示しており、広告感をあまり感じさせない設計にもなっています。
22万人のフォロワーを有しているため、商品の認知拡大に大きくつながった施策になりました。
TikTokのインフルエンサーマーケティングの特徴と成功事例
TikTokと聞くと若年層向けのSNSというイメージが強い方も多いかもしれません。しかし、利用者の平均年齢は34歳と若年層以外の利用者も増加傾向にあります。
また、日経トレンディが選ぶ「2021年ヒット商品ベスト30」で、TikTok売れというワードがランクインするなど、SNS媒体として注目を集め始めています。
他媒体との大きな違いは、縦型動画でかつ短尺動画が受動的に流れるというコンテンツ視聴形態にあります。
Instagram、Youtube、Twitterは、フォローしている人のコンテンツが基本的には多く表示されますが、TikTokは興味がありそうなコンテンツをAIが判断して自動でおすすめしてくれます。
そのため、フォロワー以外が投稿を視聴する可能性も高く、潜在層への認知拡大を期待しやすいSNSと言えるでしょう。
続いてはTikTokを活用したインフルエンサーマーケティング事例を紹介していきます。
TikTokでアイメイクの動画を投稿し潜在層へアプローチした事例
株式会社クラブコスメチックスは2021年の7月にリリースしたブランド「DAISYDOLL」を、TikTokを活用したインフルエンサーマーケティングの施策を実施。
新ブランドだったため、口コミ数もすくなく認知に課題があったため、認知拡大をメインの目的にしました。
@sinyamon 1本に2色セットされたダブルカラースティックで時短メイクにオススメ〜❕💞 #DAISYDOLL#デイジードール#MARYQUANT#新作コスメ#コスメ紹介#提供 ♬ GAME OVER - Sooda
DAISYDOLLのターゲットは、メイク初心者や化粧に興味を持ち始めた若い女性のため、SNSの中でも潜在層へのアプローチに強いTikTokを活用。インフルエンサーの方を選定する際は、アイメイクを中心に、HowTo動画やbefore/afterを投稿している人をピックアップし、分かりやすく魅力を訴求してくれるかどうかを重視しました。
結果的に、TIkTok上で「#デイジードール」の検索数が増え、「この動画を見ながらアイメイクを試してみたい」というコメントも多数寄せられ、商品サービスの認知拡大に大きな影響を与えた施策になりました。
目的やターゲットに適切なインフルエンサーやプラットフォームの選定ができたことが一番の成功要因と言えるでしょう。
下記の事例記事で施策効果を詳しく解説しています。
「認知拡大に成功した支援事例|潜在層向けの「わかりやすいPR」とは?」
株式会社ニュートラルワークスさんが運営するQUERYYメディアでもインフルエンサーマーケティングの事例について紹介しています。
詳細が気になる方は、「インフルエンサーマーケティングとは?事例、効果測定方法も解説」の記事をご参考にしてみてください。
【事例からみる】インフルエンサーマーケティング成功のポイント
最後に事例をみて共通していることやインフルエンサーマーケティングの支援をする中で分かった戦略や方針を考えるうえで重要なポイントを紹介します。
インフルエンサーマーケティング施策を実施する中で大切にしたいポイントは以下の2点です。
- 施策目的に合ったSNS媒体を選定する
- 施策目的から逆算して施策内容や企画を設計する
商品の特徴や施策目的に合ったSNS媒体を選定する
商品の価格帯や商品の代替サイクル、利用シーンなど、商品の特性によってユーザーが不安に感じるポイントは異なります。
また、施策の目的によって、どのSNS媒体が合うか変わってくるケースもあります。
SNSの違いでも紹介した通り、各媒体ごとにSNSの利用意図や投稿されるコンテンツの特徴は異なるため、SNSを選定する際は目的や商品の特性にあう媒体を選びましょう。
施策目的から逆算して施策内容や企画を設計する
インフルエンサーマーケティングと言っても、施策はさまざまです。
例えば、認知拡大を目的にインフルエンサーマーケティングを実施する場合でも、フォロワー数の多いパワーインフルエンサーに投稿してもらうケースとマイクロインフルエンサーに多くの投稿を上げてもらう施策もあります。
それぞれの施策が消費者に与える効果も変わってくると思いますので、なんとなく知ってる人に依頼するのではなく目的に合わせた施策を選択しましょう。
適切なインフルエンサーをキャスティングする
インフルエンサーマーケティング施策を実施する際は、フォロワー数だけでインフルエンサーを選んではならず、下記2つの点を意識しましょう。
- 商品ブランドとインフルエンサーの親和性
- 投稿の平均エンゲージメント(いいねや保存数など)
商品ブランドとインフルエンサーの親和性
一番大事なのは、インフルエンサー(及びそのアカウント)と商品サービスブランドの親和性です。
通常と異なるジャンルの投稿をしてしまうと、いくらフォロワー数が多かったとしても動画の再生回数は伸びません。
グルメ系インフルエンサーのフォロワーはグルメの情報が欲しくてフォローしているため、当然ファッション系の発信には興味がありません。
また化粧品・コスメジャンルであったとしても、20代のフォロワーが多いインフルエンサーと30代のフォロワーが多いインフルエンサーでは求める情報が異なります。
属性を細かく切り分けて自社サービスとマッチするかをよく確認しましょう。
投稿の平均エンゲージメント(いいねや保存数など)
次に重要なのが投稿の平均エンゲージメント。
フォロワーが多かったとしても、投稿したコンテンツを見てくれなかったり、途中で離脱してしまっては意味がありません。
認知拡大や購買促進など目的を達成するためには、ユーザーからのエンゲージメントを獲得できているかを確認する必要があります。
確認方法は過去の投稿を見てみることがおすすめです。いいね・保存数やユーザーからのコメント内容から、目的に沿ったエンゲージメントを得られるかどうかを確認しましょう。
インフルエンサーマーケティングの代行会社ならTalenTok
TalenTokは、株式会社iHackが運営するインフルエンサーマーケティング代行サービスです。
▼主な特徴
- 自社ブランドの販売・マーケティング実績から費用対効果の合う施策提案が可能
- インフルエンサーのキャスティングだけでなく、店頭配荷アドバイスなど販促活動をトータルでサポート
プロモーション=認知拡大が目的で、売上との費用対効果を見ていないケースが多いと言われがちなのがインフルエンサーマーケティング。
しかしTalenTokでは、自社で展開している「SUORUM」という化粧品ブランドのインフルエンサーマーケティングの経験から、リアルな費用対効果を試算してくれ、「店頭売れ」までコミットします。
▼こんな方におすすめ
- インフルエンサーマーケティングの経験がなく、費用対効果が合うかが心配
- インフルエンサーマーケティングの実施が本当に適切な施策なのかわからない
- 化粧品会社でインフルエンサーマーケティングを検討してる担当者
主な実績 | TIRTIR、ミス・パリ |
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