食品のインフルエンサーマーケティング成功事例!メリットも紹介

「最近、SNSで食品のPR動画見るけど効果あるのかな?」
「SNSプロモーションをやってみたいけど、どんな施策があるの?」

SNSで食品や飲食店のPRコンテンツを目にして、SNSプロモーションに興味をお持ちの方も多いのではないのでしょうか?
SNSの普及に伴い、飲食店探しや比較検討にSNSを利用する消費者も増えてきています。

この記事では食品業界におけるインフルエンサーマーケティングの成功事例やSNSの媒体特性を紹介していきます。

食品業界のインフルエンサーマーケティングの特徴


・インフルエンサーの言葉で商品の魅力や使用感、感想を紹介してもらえる
キャンペーン企画と連動させることで相乗効果も期待できる
・商品以外にも店内の様子や商品受け取りの体験なども動画内で紹介してくれることがある

施策内容や効果を知りたい方向けに食品会社のインフルエンサーマーケティング事例集をまとめました。ご興味のある方はぜひ無料ダウンロードしてみてください。

食品業界におけるインフルエンサーマーケティングの意義とは?

外出自粛もあり、おうちごはんの需要が高まっている昨今。

料理レシピやアイデアがよく検索されるようになったり、取り寄せグルメや健康食品の需要が高まったりと、以前と比べて食生活が変わりつつあります。

食品関連は視覚が購買意欲に及ぼす影響がとても大きいため、インフルエンサーマーケティングととても相性がいいといえます。

※インフルエンサーマーケティングのメリットデメリットを詳しく知りたい方は、「インフルエンサーマーケティングとは?メリットデメリットと注意点」をお読みください。

食品業界におけるインフルエンサーマーケティングの成功事例

では、実際に食品業界におけるインフルエンサーマーケティングの成功事例をいくつか紹介していきます。

  • おやつカンパニー
  • 株式会社ロッテ
  • 福島県×料理研究家リュウジのバズレシピ
  • マルハニチロ株式会社

おやつカンパニー

実施媒体:Instagram

おやつカンパニーでは、高たんぱく大豆スナック「BODYSTAR」のプロモーションで、筋トレやダイエット・ヨガなどについての投稿を行うインフルエンサーを起用し、商品PRとキャンペーン誘導を行いました。

この商品のキャッチコピーである、「美味しく手軽にカラダづくり!」の通り、ターゲット層である「糖質が気になる」「筋トレやダイエットに対する意識が高い」といった健康意識の高いユーザーに向けて商品PRを行い、認知獲得に成功しています。
このように商品とインフルエンサーの親和性はとても重要なポイントだと言えるでしょう。

実際にパーソナルトレーナーであり栄養士でもあるインフルエンサーの「角田聖奈」さんもBODYSTARの投稿をしており、コメント欄では「美味しそう!」「欲しい!」「どこで買えますか?」といったユーザーの興味を引き出せていることが分かりますね。

▼実際の投稿

株式会社ロッテ

実施媒体:Twitter

株式会社ロッテでは、人気商品である雪見だいふくの投稿型キャンペーン「#それ1個ちょーだいあげる派あげない派総選挙」を実施しました。
この施策にYouTuberからVTuber、アイドルまでさまざまなジャンルのインフルエンサー29名を起用し、キャンペーンに参加してもらいました。


多くの人から好感を持たれやすいお菓子やアイスといったジャンルの商品では、さまざまなジャンルのインフルエンサーを起用することでより多くの人がキャンペーンの存在を認知し、参加につながったと考えられますね。

その結果、キャンペーンハッシュタグをつけた投稿数と”雪見だいふく”を言及した投稿数ともに目標に対し263%達成。
「雪見だいふく」の売上自体も前年比で104%という結果を残しています。

▼実際の投稿

キンタロー。さんの投稿

福島県×料理研究家リュウジのバズレシピ

実施媒体:YouTube

このPR動画は福島県が魚のおいしさと安心安全性の認知拡大の為に行ったインフルエンサーマーケティングのプロモーションです。

人気料理家でありインフルエンサーの「料理研究家リュウジのバズレシピさん」が実際に福島の鯖を使用してオリジナルの料理をすることで、福島の魚の美味しさや魅力を伝えています。
こちらのプロモーションもインフルエンサーと商品の親和性が高いことがわかりますね。

現在動画は、2022年3月時点で39万回以上も再生され、沢山の方に知っていただくことに成功しています。

▼実際の動画

マルハニチロ株式会社

実施媒体:YouTube

マルハニチロさんでは、グルメ系YouTuberとして人気の「木下ゆうかさん」を起用し、冷凍食品「王様のソテーピラフ」のPRを行いました。

木下ゆうかさんは大食いであるということもあり、約20人前のピラフを食べつつ、特徴や感想、また、オリジナルチーズソースを使ったアレンジレシピの紹介もしています。

さらに、動画の終盤には、製品のプレゼントキャンペーンの告知と、URLの誘導もしており、1つの動画でさまざまなPRができているといえるでしょう。

現在動画は、2022年3月時点で87万回以上も再生されるなどの大きな反響を呼んでいることが分かりますね。

▼実際の動画

その他にもインフルエンサーマーケティングの事例を知りたいという方はこちら。

SNSごとの特徴

    SNS                  特徴
Instagram・写真や動画メインのSNSのため視覚的に魅力を訴求することが可能
・ストーリーなどではリンクを貼ることができるため、ホームページへの直接的な誘導ができ購入につなげやすい
・若年層は特にハッシュタグ検索などで飲食店などを調べることが多い
・商品とインフルエンサーの紐づけがある
ライトファンへのアプローチが可能
・化粧品やファッションなどの女性向けやトレンド商品を扱う商材向き
Twitter・他のSNSに比べ圧倒的拡散力を誇るため、影響力の強いインフルエンサーを起用することで効果がより期待できる
・お取り寄せ食品や商品の宣伝が多い印象
ライトファンから潜在層までアピールすることが可能
情報商材やキャンペーンものの宣伝、ガジェット商品などの商材と相性が良い
YouTube・長尺動画の投稿が可能なため他のSNSに比べ商品の価値や魅力を詳細に伝えることが可能
・動画にできることで、企画の幅が広がり様々な魅力の伝え方ができる
・チャンネル登録者や検索しないと見れないため、新規ファンではなくコアファンとの接点作りがメイン
・動画媒体のため、伝えたいことが視聴者にダイレクトに伝わることでエンゲージメントが高い
飲食、コスメ、子供向けおもちゃなどの商材と相性が良い
TikTok・自分へのオススメ動画が自動で配信されるSNSのため潜在層へのアピールが可能
・インスタ同様、カフェなどの飲食店を調べる際にTikTokのグルメ系アカウントを参考にすることも多い
トレンドを取り入れたコンテンツが人気になりやすい傾向や、新たなトレンドになりそうな文化を生み出しやすいといった特徴がある
・2021年4月より食べログとの連携が開始し予約サイトへの誘導も可能

Instagramの事例

山崎製パン株式会社×ゆうとグルメさん

フォロワー数:約32万人 2022年3月時点

このPR投稿では、おすすめパンベスト3や、おすすめの食べ方も紹介しています。

ゆうとグルメさんは、カフェやスイーツ中心の投稿をしているインフルエンサーのため、菓子パンなどのPRは親和性が高く、うまくインフルエンサーを起用できていると言えるでしょう。

PR投稿内で、YouTubeでは「はじめしゃちょーさんも投稿しているのでチェックしてみて」という文を入れることにより、より商品の魅力を詳細に伝えられるYouTubeへの誘導もうまくできています。

▼実際の投稿

Twitterの事例

クノールカップスープ×リュウジ@料理のおにいさんバズレシピさん 

フォロワー数:約210万人 2022年3月時点

料理研究家である人気インフルエンサーのリュウジ@料理のおにいさんバズレシピさんを起用し、商品の簡単アレンジレシピを投稿しました。

その結果、1.1万リツイート、5.8万いいねを獲得し、Twitterの強みである拡散力をうまく活かせていることが分かります。

料理専門家が誰でもできるアレンジレシピを紹介することで、真似したい、食べてみたいと購買意欲を促進させることに成功しました。

また、Twitterキャンペーンの告知も同時に行うことで、商品の宣伝とキャンペーンの宣伝という一石二鳥の効果を生み出しています。

▼実際の投稿

YouTubeの事例

神道家×SUSURU TV.さん 

登録者数:103万人 2022年3月時点

SUSURU TV.さんはさまざまなラーメン屋さんを訪れ、ラーメンレビューを行っているグルメ系YouTuberです。

登録者にはラーメン好きユーザーが多いと考えられ、YouTubeの概要欄に店の詳細を載せることにより、うまく誘導することに成功しました。

コメント欄では「SUSURUさんの過去一は説得力がありすぎる」「しばらくお店が込みそう」など、SUSURUさんの投稿には好評な意見が多く寄せられています。

このように、インフルエンサーとPR対象の食品の親和性が高いことで、リーチしやすくなりエンゲージメントも期待しやすくなるでしょう。

▼実際の投稿

TikTokの事例

ハンバーグ嘉×東京グルメさん  

フォロワー数:約52万人 2022年3月時点

東京グルメさんで紹介されて大きな反響を呼んだお店は1か月先まで予約が取れなかったり、1本の動画で1日100件の来店予約を獲得するほどの影響力を持っているため、この影響力を利用しオープンに伴い宣伝しました。

動画では食べログページのリンクを貼るなど予約につなげやすい動画になっています。

コメント欄では「予約できますか?」や「思わず調べました」との声も多く、視聴者にうまく魅力がPRできた言えるのではないでしょうか。

▼実際の投稿

グルメ系インフルエンサーの紹介

上記の事例で紹介したほかにもたくさんの有名グルメ系インフルエンサーがたくさんいるので、何人かご紹介していきます。

りょうくんグルメ

Instagramアカウント  

Twitterアカウント 

りょうくんグルメさんは以下のようにSNS運用を戦略的に行っているため、りょうくんグルメのアカウントで紹介してもらうことにより、認知拡大が期待できます。

  1. まずは、認知獲得のためテンプレ―ト化した投稿をTwitterで拡散する
  2. プロフィールを閲覧してもらい、Instagramに誘導する
  3. 「インスタ映えグルメ」のアカウントをフォローしてもらう
  4. テンプレート化されたTwitter投稿とは違い情報量の多い投稿や、Twitterではしていない積極的なコミュニケーションでファン化させる
  5. 獲得したファンに「コンビニグルメ」など別のアカウントも見てもらい、より高いエンゲージメントを実現する

唯一無二の絶品グルメ

Instagramアカウント  

Twitterアカウント 

むにぐるめさんは、Twitter・Instagramともに人気のグルメ界を代表するインフルエンサーです。

投稿には、料理の解説やレビュー、お店の場所や営業時間、雰囲気などお店の詳細が分かりやすく記載されています。

営業時間や場所だけでなく、お店の雰囲気もわかる点は利用者目線で見ても非常にありがたいですね。

はいじぃ

YouTubeチャンネル 

はいじぃさんは吉本興業に所属している現役の芸人ですが、現在はグルメ系YouTuberとしても活躍しており、2022年1月時点で約89万人の登録者がいます。

さまざまなジャンルの料理やお店、スーパーやコンビニの商品まで幅広く紹介しています。

動画はバラエティー番組のような雰囲気で、トークも非常に面白く、ユーモアを交えつつ商品紹介をしてもらえるのも魅力の1つではないでしょうか。

まとめ

この記事では、食品業界におけるインフルエンサーマーケティングについて紹介しました。

成功事例や、グルメ系インフルエンサーの紹介もしてあるので、是非参考にしてみてください。

インフルエンサーマーケティングの業界別の事例は以下にまとまっています。

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